調査結果と新しい線引き

 
20日朝日新聞によると、最高裁判決以後の認定申請者5189人(5月31日現在)のうち30代は199人、40代が907人で、約2割を占めています。50代1537人、60代1415人だそうです。
 
西日本新聞の記事。
政治決着なお見えず 水俣病 未認定者9割に「しびれ」基準と実態隔たり(2007.6.22)
 
 
95年以前から症状が続いているひとには一時金を支給した前回並みの救済、それ以降に症状が出たひとには別の内容で対応の、どこが“現実的”かな。

「被害実態示された」「沿岸全域の調査を」地元反応

これに対し、水俣病被害者互助会(水俣市)事務局の谷洋一さんは「胎児性世代などは最近になって症状を自覚する人も多い。95年で線引きする根拠を具体的に明示すべきだ」と批判。水俣病問題に詳しい原田正純熊本学園大教授も「発症時期での線引きは危険。自覚症状が始まった時期まで覚えている人は少ない。線引きに医学的根拠はない」と指摘した。